芥川賞作家 故 開高健さんと大アマゾン

本人

釣り師として食通(グルメ)として酒類にも深い造脂があった師が、
幻の魚“ドラド”(黄金の魚)を追って、乾季のアマゾン河を
2ヵ月間、本流、支流を溯り、下り徒労の連続と
ダニ、ヒル、蚊、アブなどの攻撃にさらされながら。
水面を蹴って、空中に炸裂し疾走し潜行し、
再び天を目指して舞い上り身を捩じると鉤はカンタンに外れる。
“ドラド”の吻は軟骨のように硬く、鉤が潜りにくい。
大アマゾン河の河口は330km、大湿原パンタナルの面積は
日本列島の全面積の1.5倍である。
乾季の8月~10月、この広大な湿原のどこかに潜む
“ドラド”その黄金境(エルドラド)は何処か、
まさにピンポイント中のピンポイント。

ボートキャスティング

何度も外し、逃げられ、疲れた師の両腕に黄金の輝く“ドラド”が
シッカリと握られている。額の汗が激闘を物語る。
裂けた尾ヒレで、この魚の荒々しさと猛烈なスピードが想像できる。

アルゼンチンでは『パラナ河の虎』
ブラジルでは『河の虎』(ティーグレ・デ・リオ)と呼ばれている。
パンタナル大湿原はブラジル、ボリビア、パラグアイの国境地帯。

帰国する祈り、お世話になった方々や、通りすがりの人達に
日系人の牧場の牛を買い(若牛120kg)まん中に金属製の電柱を通して、
平原に穴を掘って丸焼きにする。
1人500g食っても50kgで足りるのであった。まず師がナイフで。

写真は師の著書
(オーパ!)より


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